前の職場では、Claris FileMaker を利用した独自Solutionを長年に渡って構築していました。転職して3ヶ月が経ちますが、日常的な設定変更やトラブル対応は、かつての同僚がカバーしてくれています。ちょっとしたスクリプトの変更なども対応してくれます。ありがたいことです。インハウスの一人情シスだったのですが、ある程度、属人化からは免れていたようで安心しています。…窓際でしたし(笑)。
こういったことが可能となった要因のひとつは、今で言う「ローコード開発」だったから、と言えるかもしれません。つまり、あまり高度なことはやっていない。
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15年におよぶ開発
自分で言うのも何ですが、構築したSolutionは職場の業務を広範囲にカバーするものでした。様々な情報が連動するSolutionでして、止まってしまうと経営に支障が出るレベルと言えなくもありません。図にすると、なかなか凄いでしょ。ほぼ一人でやってましたから。でも、ローコードなので、ある程度再現は可能です。
開発過程を共有
上図に描かれていない機能もたくさんあります。とはいえ、そのひとつひとつは、それほど難しいものではありません。また、在職時から、数人の同僚に完全アクセス権を付与して、開発の着手から運用、バグの発生まで多くの事案をオープンにして見てもらっていました。見てもらえば、何となく理解できるレベル。そんな手の内を晒したローコード開発でした。
プロの方との連携
プロの方々とも連携して、環境面の整備もできていたんじゃないかと思います。
現在は、私自身が株式会社エヌ・ケイ・カスタマイズの社員として関わっております。
当ブログの過去記事から連携事例を振り返りますと、例えば、FileMaker のライセンスは、ASLA ( 年間サイトライセンス )ですが、公式トレーニングを受講したご縁でご教示いただき、以来、株式会社ジェネコム様よりライセンスを購入しています。あの頃はまだ、鹿児島にはリセラーさんがいなかったような。
FileMaker Server のセットアップについては、株式会社キー・プラニング様にご支援いただきました。今では、コールドスタンバイマシンをサブマシンとしてテスト用に活用しています。コールドにしていない(笑)。
そして、電子カルテ ANNYYS を導入・開発するにあたって、株式会社エムシス様と提携して現在も継続中です。
前職の経験は、まさに私の血肉です。