稼働数、稼働率、入退院履歴、さらにはそこから派生する様々な指標の算出に関して。
当ブログに対して、今でも忘れた頃にお問い合わせのあるカテゴリーのお話です。
例えば、
在庫管理であれば・・・
→ 「商品マスタ」 と 「入出庫履歴」
病床管理であれば・・・
→ 「患者マスタ」 と 「入退院履歴」
がどうしても必要になるかと思います。
こういったことは、宿泊施設の予約管理でも同様かもしれません。
これらは日々の基礎データの入力がとても重要になります。すべての業務がそこから派生していると言っても過言ではありません。例えば入出庫の履歴が登録されていないのに、在庫のチェックなんて無理なわけですよ。逆にこれらがしっかりしていれば、在庫チェックが可能になる。あとの仕事が非常に楽になるわけです。
病床管理に関して、私は前の職場(病院)で、Claris FileMaker を使って自作でシステムを構築、運用しておりました。かれこれ10年以上、手を加えながら運用しておりまして、未だに稼働中。いまも日々の病院運営に寄与しております。
私の仕組みは、3つのテーブルを基本にしていて、そのことは2007年に記事にしています。これが、様々な集計の基礎になっています。
こと「病床管理」に関していえば、たとえ電子カルテを導入したとしても、必ずしも、電子カルテから直接、平均在院日数が算出されるというわけではないかもしれません。。少なくとも、これは、「狭義の電子カルテ」の機能ではないわけです。つまりそれは、紙のカルテ庫に行っても平均在院日数が算出できるわけではないのと一緒です。この点、前の職場においても、病棟用の電子カルテが導入されたとしても、私のシステムは機能し続けるのかな、と思っております。
それはさておき。
現在、前述の「3つのテーブル」を基本にしたサンプルを作成中です。
自分の考え方の基礎でもあるので、説明の際にも役立つのではないかと思っております。