ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

曹操:歩みて夏門を出ずる行(うた)

宮城谷昌光さんの三国志第8巻が発売されたようです。
早速注文してしまいました。そろそろ魏王・曹操の死ですね。

三国志 第八巻

三国志 第八巻

ついつい試験後に「曹操」を読んでしまいました。

とりあえず試験も終わったし、そうなるとやっぱり三国志を読みたくなってしまい、
本棚から陳舜臣さんの「曹操」を引っ張り出してしまいました。
読むのはもう何回目だろうか。。。
やはり私は好きなんですよ、曹操が。
曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫)曹操〈下〉―魏の曹一族 (中公文庫)


この小説にも載っている曹操の歌を、そのまま引用してみます。


神の如き亀は寿(いのちながし)と雖(いえど)も


なお竟(おわ)る時有り


のぼる蛇は霧に乗れど


終には土灰と為る


老いたる驥(うま)は櫪(うまや)に伏すとも


志は千里に在り


烈士は暮年にも


壮心已(とど)めあえず


盈(なが)きと縮(みじか)きの期(さだめ)は


但だ天にのみに在らず


怡(よろこび)を養い福に之(ゆ)けば


永き年を得べきなり


幸は甚しく至れる哉


歌いて以って志を詠まん


曹操・「歩みて夏門を出ずる行」:陳舜臣曹操(下巻)]より引用)


有名なのは、


「老いたる驥(うま)は櫪(うまや)に伏すとも 志は千里に在り」
(千里を行く名馬は老いて厩に伏せっていても、志はなお千里のかなたにある)


の部分でしょうか。
やはりカッコいい。


宮城谷昌光さんの三国志の中でも


「学び続ける人」


として描かれる曹操は、やっぱりカッコいい人物です。


官渡の戦い曹操45歳の頃、赤壁の戦い曹操53歳の頃。
まさに学び続ける人は老いない。


ヤバイなあ。
また三国志読書の連環の計にハマりそうです。