ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

外来で電子カルテ「ANNYYS_D」の稼働が始まりました。

ANNYYS_Dv16

昨年の FileMaker カンファレンスから半年以上が経って、ようやくのご報告なのですが、今年の春先から、ようやく職場の外来部門で ANNYYS_D の稼働が始まりました。
※ANNYYS_D はFileMakerを基礎に開発されています。


導入当初は、やはり大変


さすがに開始当初はバグもあったり操作にも慣れていなかったりで大変でした。私のPHSにも外来からの内線が鳴りっぱなし。
システムそのもの以外でもネットワークが不安定になったりと想定外のことが発生したりで、現場の皆さんにもご苦労をおかけしました。この場を借りて感謝申し上げます。2人の診療情報管理士をはじめ、現場の方々が大変頑張ってくださいました。
私といえば、運用面については現場に任せっぱなしでございました。とはいえ私も四六時中神経をすり減らしまして、一時は体重も2キロほど落ちましたが、すぐに元に戻りました(笑)。この点は戻したくはなかった。

安定してきました


現在は内線が鳴ることもなくなり、システム的には安定しています。




日中の FileMaker Server への接続数は40くらい。外来の看護師とクラーク用に8台の iPad があり、各診察室、受付、さらには各病棟や部署からの接続があるわけですが、動作は今のところ大丈夫そうです。必要であれば、マシンの増強も考えていたのですが。


ちなみにサーバー環境は、マシンが Mac mini でメモリは8GB、OSは Yosemite で FileMaker Server のバージョンは14です。基本的には、2015年12月にキープランニング社の木下さんに依頼した際の構成のまま。ここに秋山さん独自の設定マニュアルも注入。様々にバージョンアップや新機能も試したんですが(スタンバイサーバとか)、まずは安定重視でそのまま。


クライアントの FileMaker Pro のバージョンは、ほとんどが15、最近少しずつ病棟の端末に16を入れています。

これから先


私としては、サーバーが安定して稼働してくれていれば、まずはそれで良し。
あとは時間が経てば経つほど操作には慣れてくるだろうし、それに伴って、これまで全て紙で運用していた業務のありかたや考え方を少しずつ変えていければと思っています。



何よりも、ANNYYS_D はこれからも開発が進んでいくし、それも自分たちが開発に関わるわけで、これから先、使いやすい方向にしか発展しない。この拡張性の高さが FileMaker の利点です。この点、導入時の困難さえ乗り切ってしまえば、あとはいかようにでも成るさ、と楽天的に考えております。


開発導入にあたって、エムシスの秋山さん、リアルワークスの戸田さんには大変お世話になりました。
それこそ四六時中、ときには深夜にまで、SNSや様々な通信手段を使って対応をしていただきました。
本当にありがとうございます。


ただし、まだまだ終わりじゃない。
今度は病棟部門が待っている!
まだまだ秋山さんと戸田さんには指宿まで通勤していただくことになりますよ(笑)。


dev.annyys.net
www.real-works.jp