FileMaker Server を運用する上で、問題の特定に役立つのではないかと個人的に考えている機能が、「TopCallStats」ログという機能です。
「TopCallStats.log」は共有データベースに伴うパフォーマンスの問題を特定するのに役立ちますが、ログプロセスによりサーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。
上記公式サイトのヘルプによると、パフォーマンス低下の懸念があるとのことですが、私の経験した環境では特に影響はありませんでした。懸念よりも問題の特定につながるならばと思いまして、機能を有効にしてみました。
得られるログは、こんな感じです。
このログを表計算ソフトやFileMakerで読み込んで、単純に経過合計が最も長かった端末に疑いをかけて、その周辺を捜索します。具体的には、その端末が接続している無線LAN親機やハブ、そこから派生している端末が捜索対象です。
その捜索結果としては、「無線LANの受信が弱い」ということが多いように思っておりますが、もしかするとループがあるかもしれません。
あくまで個人的な経験則ではありますが、FileMaker Server のトラブルも、LANの通信環境の影響が大きいような気がします。LAN環境のメンテナンスはなかなか重要で大変ですよね。