ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

楽に生きるための考え方:「已むを得ず」の思想(荘子)

自らが主体的に動くのではなく、周りの変化に従って仕方なく動く。
...という、グダグダな思想(笑)。

感じて而(しか)る後に応じ
迫られて而る後に動き
已(や)むを得ずして而る後に起ち
知と故とを去りて天の理に循(したが)う

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感而後應 迫而後動 不得已而後起 去知与故 循天之理
(荘子 刻意篇)


これが今年一番印象に残った言葉でした。
2015年5月の NHK Eテレ 100分de名著「荘子」のなかで出てきました。
(あれ? 第2回だったかな第3回だったかな?)

www.nhk.or.jp


「受け身こそ最高の主体性」だというのです。
目標を定める、計画をたてる、自律した個、などといった重たくて真面目な思想とは趣が異なりますが、でも、この方が生き方としては楽なのかもしれません。
もちろん、「強い人」はこの限りではない。自らの強い意志で生きていけばよろしい。


よく考えて見れば、私自身の人生の成り行きは、

  • 卒業後、就職先どころか就職活動もしてなかったので、とりあえず東京に出てみた。
  • 東京でアルバイト生活をするも、バイト先が潰れて蓄えもなかったので仕方なく帰郷。
  • 田舎で就職しようにも、不況下だったし、無資格者でも求人があった介護職で就職。
  • 就職して異動があり、PC触るようになるも、Word Excel ではにっちもさっちも行かなくなり、これではいかんと已むを得ずして FileMaker に手を出す。


ああ、私の人生なんて、そんなものだ(笑)。
それに、「ぺーぺーぷーぷー」という表題にもあってるかもしれない。
来年以降もこんな感じで行きます。