うちの中央材料室のお姉さまの在庫管理能力は神がかり的なのです。
淡々と適切に在庫数を調整しているため、その仕事ぶりは、ほとんど表面化しないのです。感染症が蔓延する季節になっても、マスクや手袋やエプロンの在庫でそれほど慌てることもない。
主要な物品のコードナンバー、入庫や出庫の履歴、どこに何がおいてあるか、さらにはその現在数まで頭に入っているらしい。
現在は FileMaker で在庫管理システムを構築しています。今回は、その昔、お姉さまがノートにペンで書き留めていたころからの資料を掲載してみたいと思います。
過去へのノスタルジーとして(笑)。
時に平成16年
平成16年の頃。ノートにペンです。実に涙ぐましい。
実際にこれでどのように在庫数を把握していたのかといえば…。
まさにお姉さまの神がかり的な在庫管理によって維持されていたのです。
その後、平成17年になるとExcelを使い始めていたらしい。
部署別にシートを分けているところが涙ぐましい。
上記の画像は月別の集計になっていますが、その前提として日別のシートもありました。もちろんフォルダの中にはたくさんのExcelファイルが並ぶことに。
これらを元に分析も行われていたらしい。
これだけの集計をエクセルでつくり上げるとなると、その労力たるや誠に凄まじい。しかし残念ながら、あまり意味は無い。
念の為に書き添えておくと、これを作ったのは私でもお姉さまでもありません。
そして平成25年
その後、FileMakerを用いて在庫管理をするようになり、既に7年が経過しました。
そのことは以前にも書いたことがあるのですが、私が作ったシステムなど実に単純で貧弱なものです。
参考にされるなら、ぜひプロの方の記事を御覧ください。
簡単? FileMakerで在庫管理(1) ―― 在庫算出の基本 | FileMaker って、、、あれかなぁ
http://blog.tpc.jp/2012/08/fmeasyr10.html
うちのシステムも改良しなければならない点が多々あることがわかります。
とりあえず現時点で問題が出ていないのでしばらくは放置ですけど(笑)。
適切な紙運用がデータベース化への基礎となる
以上、うちのFileMakerによる在庫管理は、上記のような紙運用の時代を経てデータベース化へ至っています。
おかげさまで、お姉さまの業務は以前よりも軽減され、その神がかり的な在庫管理能力にはさらに磨きがかかっているようです。
ここで重要な点は、たとえ紙の運用であったとしても、それが理にかなった運用であれば、それをシステム化することは比較的簡単だということです。
この点、やたらとチェック用紙だけが多くて紙の運用すらおぼつかない場合だと電子化は難しい。
エクセルで作ったチェック表が散乱しているようだと、その現場は大変です。