人生なんて30歳くらいまでに目処を立てればそれでいいと思ってきた。
そして実際にそうしてきた。
なに、孔子だって30にしてようやく立ったんだ。
凡人が焦る必要はない。
そもそも、20歳そこらで将来のことまで考えて仕事を決めるだなんて馬鹿げてるんだよ。
だいたい「天職」なんて考えは近代の宗教革命が作り出した物語なんだからさ。
私は、仕事に対して、あまり妄想を持たないことにしています。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神:M.ヴェーバー - ぺーぺーぷーぷーな日々
仕事はそもそも食うための手段だ、ということを第一義的に考えるようにしています。
小さな子どもに「将来の夢は?」なんて聞いてる奴なんて犬に食われろ、ってんだ。
せかせかと結論を迫ってくる奴からは逃げるに限る。
二者択一の議論を吹っかけてくる奴に対しては論点をずらして、はぐらかしてやるに限る。
結論とか、決めない方がいいんだ。
とりあえず食い扶持だけ探して、後はゆっくり考えてりゃ、それでいいんだ。
楽に生きるために、ちょっとだけ頑張るのがいい。
「夢」や「志」も結構なんだけど、世の中それほどご大層な理念で動いているわけじゃないんだよ。
正社員として何十年も働いてるからって別段優秀ってわけでもないんだし。
別に悪い意味じゃなくて、ね。