「英雄の見る所はほとんど同じ」というのは三国志出典(「蜀書・龐統伝(ほうとうでん)」)の中国の諺です。
漢文で書くと、「英雄所見略同」。
意味は、「才能のある人の考えることは自然と似たようなものになる」という意味。
まあ、私が書かなくても、書いてあるサイトが既にあるのですが。
ある時、劉備は龐統にたずねた。
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「君は以前周瑜の元に居たが、私が呉に赴いたとき、周瑜が孫権に、私を呉に留め置くように進言していたときいたがそれは事実か」
龐統は「事実です」と答えた。
劉備は溜息をつきながら「天下の知謀の士というものは大体同じことを考えるものだな。そのとき孔明は、私に呉に行くなと諌めていたのだが、やはりそのことを心配してのことだったのだ」と語った。
宮城谷三国志の第七巻にもこのエピソードは出てきます。
要するに、議論百出したってしょうがない、ってところか。
逆の意味で考えると笑えるよね。
いや、笑えないか。
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