昔から気に入った本を何度も読んでしまう性質です。
中でも陳舜臣さんの三国志物がお気に入りで、 秘本三国志 (1) (文春文庫 (150‐6)) 、 諸葛孔明〈上〉 (中公文庫) 、 曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫) などのシリーズを年に1回は必ず読み返してしまいます。
まさに連環の計。
今月の初めに、 曹操〈上〉―魏の曹一族 (中公文庫) を読み始めてしまった私は、三国志物が無性に読みたくなってしまい、
を図書館で借りてきました。指宿図書館で第5巻と第6巻をみつけまして。
第1巻だけは買って持っています。
第1巻は、曹操たちが生まれる以前の話です。もう、三国志以前のお話。
宮城谷昌光さんの小説を初めて読んだのは、 長城のかげ (文春文庫) なのですが、三国志の方も、正史に基いた正統派三国志、といった感じで、読みごたえがあります。そしてまた、三国志にはまだまだ知らない人物がいるもんだなあ、と驚かされます。
第5巻は孫策の台頭から官渡の戦い、第6巻は赤壁の戦いが主に描かれていて、つまり、この2冊の主役は曹操。というよりも、そもそも三国志の主役はやはり曹操。曹操の魅力は、今さら語るまでもない。そうそう。
続編が待ち遠しい作品です。
ああ、この後またしても三国志物を読み漁ることになるのだろうか。
- 作者:陳 舜臣
- 発売日: 1982/07/25
- メディア: 文庫
- 作者:陳 舜臣
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: 文庫
- 作者:陳 舜臣
- 発売日: 2001/03/01
- メディア: 文庫
- 作者:宮城谷 昌光
- 発売日: 1999/04/09
- メディア: 文庫