今月で42歳になってしまいました、大村です。
でも年齢なんて関係ない。問題は見た目なんだ!
などと冗談はさておき。
三国志の曹操が官渡の戦いに勝ったのは50歳位の頃だ。
劉備が諸葛亮を三顧の礼で迎えたのは47歳の頃だ。
徳川家康は59歳で関ヶ原の戦いを采配する。
伊能忠敬は50歳を過ぎてから江戸に上り天文学の勉強と測量を始めた。
中国春秋時代の名宰相、秦の百里渓は70歳で秦に拾われ90歳で大臣になった。
・・・
上に挙げた人物は、確かに歴史上の偉人ではあるんだけれども。
でも、例えば、古代から中国には「致仕」ということばがあって、これは、70歳で官職を退くことをいうそうだ。
つまり定年退職が70歳ってわけだ。古代の中国で。
まだまだ、勉強せねばなるまいよ。
訒隲は辟召した九人のなかで、楊震、朱寵、陳禅、張皓という四人を自分の幕下に置いた。それにしても、この四人はそろって年齢が高い。全員が六十歳に近かったといってもまちがいないであろう。とはいえ、この四人は学問で心胆をきたえてきている。陳禅と張皓は春秋などを修めた学友であった。学びつづける者は老いぬのである。
(宮城谷昌光 三国志 第一巻 「四知」 31p)
教える者は学ぶ者よりすくなくとも三倍の知識量をそなえておらねばならず、教え育てるという人格形成の場裡においては、教育者は学習する者の十倍の知識量が要る。
(宮城谷昌光 子産(上))
まあ、こんなことを書くこと自体、年齢が気になり始めたってか(笑)。
(それにしても久々の更新。テキトーすぎる〜。)
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