うちの療養病棟ではPEG(胃瘻)の患者さんが毎月増加傾向にあります。
「PEG(胃瘻)」についてはこちら。
胃瘻 - Wikipedia
胃ろう(胃瘻・PEG・ペグ)と栄養に関する情報を提供する|NPO法人PDN
PEGの倫理的な議論については、
昨年のCBEL夏期集中講座に参加した際にも扱われたテーマですが、
倫理的な問題はさておき、
PEGには、造設手術に伴うケアや6ヵ月ごとの器具の交換が必要になります。
そして、さすがに数が増えてくると紙で管理するのも大変なので、
データベース化して欲しい、という話になり、私に依頼がきました。
とりあえず考えた基本テーブルとしては、
- 患者基本情報
- PEGの現在の状態(最終交換日、使用器具のサイズ、次回予定日など)
- PEGの交換履歴
そして、それぞれのテーブルを患者番号でリレーション。
実は1と2については、既に雛形を作成済み&稼働中で、
要は私が3の「履歴として残す」作業を怠っていたのですが、
これだけ患者数が増えてくると、初めから作っておくべきだった。。。
つまり、今回の作業は2度手間の反省を伴うものでもあります。
というわけで、2と3の関係は、
2に記録された交換日や使用器具のサイズ、コメントなどを、
3に履歴として転記する、という構造です。
交換日や使用器具のサイズについては中央材料室で入力、
処置や経過等についてのコメントは看護部(栄養管理委員会?)で入力する
ということになりそうなので、
それぞれでデータ格納用にファイルを分けて、さらに
ユーザーインターフェースは変更やカスタマイズ可能なように
別ファイルとして構築しようと思っています。
ついでに補足しておくと、対象となる患者さんは、長期入院中の在院患者だけではなく、
在宅や他の老人施設へ転院された方も対象となります。
ユーザーインターフェースを考えるのは毎回面倒なんですが、
今回は、FileMaker社のサイトにあった画面の写真を真似してやろうかとも思っています。
今回のターゲット > あらゆるタスクに対応するカスタム App の作成 | FileMaker — An Apple Subsidiary