私のとこの病院において、とある部署からシステム構築の依頼が来たとしても、依頼者がシステムの概要を思い描けていることなんて稀です。
要件定義も覚束ない。依頼者の方は「あれもこれも」という感じで妄想の世界にいたりするんだけど。
それをひとつひとつ書き出して、最初はなるべく現行の実務に基づいたシンプルなものを作っていく。機能や守備範囲の拡大なんてある程度慣れてきてからで十分だ。
そもそも、最初から
- 守備範囲が膨大
- 操作も複雑
- 現行の実務の流れと全く異なるシステム
をいきなり導入するなんて職員にとってはストレスでしかない。
作るシステムが日常業務として稼動するものであるならば、その実務はあくまでシンプルに淡々と整備されたものでなければ、明日からの仕事にすら支障をきたしてしまう。
だいたいシステムが人を馬車馬のようにせかしてしまうようでは、本末転倒。
もっとシンプルに処理できる方法がないかを、真剣に考えなきゃだめだ。
そうは言っても業務改善の名の下に、安易に仕事を増やしてしまう人って多いんだけど。
そして現実的には、業務の効率化にはパソコンのスキルが不可欠なんだろう。
職種の如何を問わず。