データベースを触り始める以前に、Excelのピボットテーブルをいじくり回して遊んだことが実にいい経験になりました。
現在私がデータベースを構築する理由は、
ピボットテーブル用のデータ蓄積のためだ
と言ってもいい。
ピボットテーブルに気づくまで
Excelを触り始めた頃、友人に進められたFOM出版のテキスト
をめくりながら、Excel上で
線を引いたり
セルを結合したり
関数を仕込んだり
串刺し集計やマクロなど
を憶えたりして、結構自画自賛しておりました。
しかし、リストやピボットテーブルの使い方に関しては全然ピンとこなかったのです。
というか、
どんなリストを作成すればピボットテーブルで活用できるのか
がサッパリわからなかったし、それがわからないがために、
リストがあっても集計は別の話じゃん、
という考え方しかできず、ピボットテーブル機能については何ら実践で活かされる事なく、ただひたすらExcelでは表を作っていました。
競馬の分析でピボットテーブルに目覚める
それがあるとき、フッと腑に落ちたんです。
何のリストを見ているうちに腑に落ちたかというと、
競馬の競争成績。
その年のクラシックの結果を競馬初心者の同僚に説明しようと、競争成績をWebからコピーしてはエクセルに貼り付けて、という作業をしている最中に、
はっ、
と気が付いたのであります。
で、そそくさとピボットテーブルを起動し、
「1番人気の馬の勝率って、どんなもん?」
とやり始めてみたわけです。
初めてピボットテーブルから自分ひとりで数字を割り出した瞬間でした。(感動)
人生、何がきっかけになるかわかりません。
それからというもの、表を作ることを止めて、それよりも
どんなリストを作るか
ということに頭を使うようになりました。
つまり、しっかりしたリストさえあれば、集計表なんていつでもできるってわけだし、
正直なところ、要領さえわかれば、最初から表を作るよりも、日々単純なリストを精製していく方がはるかに楽。
リストって、見た目には味気なくて単なるデータの羅列に過ぎませんが、このシンプルさゆえに高い汎用性をもち、
逆にExcelの複雑なSpreadSheetは、精巧すぎるゆえに汎用性を失ってしまうのです。
この汎用性というものに気付いたとき、
今まで自分が作ってた表は何だったんだ落胆 しばし感慨に耽りました。
つまり、エクセルで複雑な表を作る、というのも考え物です。それはそれでブラボーなんですが。
今では私、「精密なSpreadSheetを作成する技術」はすっかり忘れてしまいました。
おかげで、報告書を作成しようにも、ショボイ表しか作れない。。。