ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

始まりはピボットテーブル。

データベースを触り始める以前に、Excelのピボットテーブルをいじくり回して遊んだことが実にいい経験になりました。
現在私がデータベースを構築する理由は、


ピボットテーブル用のデータ蓄積のためだ


と言ってもいい。

ピボットテーブルに気づくまで

Excelを触り始めた頃、友人に進められたFOM出版のテキストよくわかるMicrosoft Office Excel 2003 基礎
をめくりながら、Excel上で


線を引いたり
セルを結合したり
関数を仕込んだり
串刺し集計やマクロなど


を憶えたりして、結構自画自賛しておりました。


しかし、リストやピボットテーブルの使い方に関しては全然ピンとこなかったのです。


というか、


どんなリストを作成すればピボットテーブルで活用できるのか


がサッパリわからなかったし、それがわからないがために、


リストがあっても集計は別の話じゃん


という考え方しかできず、ピボットテーブル機能については何ら実践で活かされる事なく、ただひたすらExcelでは表を作っていました。




例えばこんな表を作っていました。これは例がしょぼすぎましたね。


競馬の分析でピボットテーブルに目覚める


それがあるとき、フッと腑に落ちたんです。

何のリストを見ているうちに腑に落ちたかというと、


競馬の競争成績


その年のクラシックの結果を競馬初心者の同僚に説明しようと、競争成績をWebからコピーしてはエクセルに貼り付けて、という作業をしている最中に、


はっ


と気が付いたのであります。


で、そそくさとピボットテーブルを起動し、


1番人気の馬の勝率って、どんなもん?


とやり始めてみたわけです。


初めてピボットテーブルから自分ひとりで数字を割り出した瞬間でした。(感動)


人生、何がきっかけになるかわかりません。


それからというもの、表を作ることを止めて、それよりも


どんなリストを作るか


ということに頭を使うようになりました。


つまり、しっかりしたリストさえあれば、集計表なんていつでもできるってわけだし、
正直なところ、要領さえわかれば、最初から表を作るよりも、日々単純なリストを精製していく方がはるかに楽。


リストって、見た目には味気なくて単なるデータの羅列に過ぎませんが、このシンプルさゆえに高い汎用性をもち、
逆にExcelの複雑なSpreadSheetは、精巧すぎるゆえに汎用性を失ってしまうのです。


この汎用性というものに気付いたとき、


今まで自分が作ってた表は何だったんだ落胆 しばし感慨に耽りました。


つまり、エクセルで複雑な表を作る、というのも考え物です。それはそれでブラボーなんですが。


今では私、「精密なSpreadSheetを作成する技術」はすっかり忘れてしまいました。


おかげで、報告書を作成しようにも、ショボイ表しか作れない。。。