ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

医者ともあろうものが:見川鯛山

オ辰婆さんはシブトイ婆さんである。あと二、三日の生命だと私が引導を渡してから、もう半月にもなるのに、まだ死なない。

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(婆ッぱ)


rakuten:surugaya-a-too:11105144


とても楽しい短篇集。私は中学生くらいの頃に読んだのかな。


巻末で年代を確認すると

(この作品は昭和四十八年七月、毎日新聞社より刊行された。)


裏表紙には、

"ナンテいいお天気だ。こんな日に病人なんか診ていてはオ天道様のバチが当る″
本業なんかそっちのけ、鮎釣りに、鉄砲撃ちに多忙をきわめるわれらがヤブ医者鯛山先生。那須高原の豊かな四季を背景に茶畠巡査、素朴な村人たちと織りなす珍妙奇行の数々を、軽妙洒脱に描くユーモア小説。

とありました。


もう既に絶版となっている本です。
古書でなら何とか手に入るでしょうか。


私の手元にあった本は、紛失するのが勿体無いので、この度自炊しました。


著者はお医者さんで見川鯛山先生。


2005年8月5日88歳で亡くなられたそうです。


これからは、iPadに入れて大切に読みたいと思います。