ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

「診療報酬改定に係る通知等」の追加など

改定通知の追加情報

平成20年度診療報酬改定に係る通知等について|厚生労働省


そうか、随時追加があるものなのか。
見てみれば「New3月19日」のアイコンとともに追加の文書が掲載されている。
早速、FileMakerで自作した「行政系文書」データベースに追加しなくては。
ついでに、こういう追加にも対応できるようにデータベースを手直ししておこう。
データベースの構造としては、

  • 一つの項目(例えば診療報酬改定に係る通知) に対して
  • 複数の文書がある

というわけだからテーブルを二つ用意して、かつ、個別の文書に対して追加日や更新日を入力するフィールドが必要なわけだ。

データベース化しておくと便利

今回作った「行政系文書」のデータベースは、なかなか自分でも重宝している。
というよりも、

  • 今までこんな基本的なものをデータベース化していなかった

ことが問題でもあり、それはまた、これまで院内において、

  • 行政からの通知や文書が効率よく適時に現場に対して配布されていなかった

ということでもある。
誰でも閲覧できる状態に置くというのは、中身に目を通す、理解する以前に必要となる仕組みのはずだ。
(さすがに医事課や管理職はそんなことないんだろうけど。)


オリジナルを常に参照できる、というのは実に重要で、診療報酬改定にしても、厚労省のオリジナル文書に目を通すことなしに説明会や講習会に参加したって、それは六法や基本書を引くことなしに法律を勉強するようなもので、実に効率が悪い。
これではまるで、私の司法試験受験生時代のようなものだ。
いや、これが私が受験生時代に学んだ唯一の事実だ。
落ちてから気づいたんだが。

まずはオリジナルを参照して欲しい

さらにいえば、今回私が感じたのは、うちの病院では個別の部署、病棟、委員会において厚労省のオリジナル文書を読み慣れていない、見てもいない、いや、これまで「我々は専門職だから」という理由で「保険点数は他部署の話」として読んでこなかったのではないか、ということだ。
だからといって、文書を配布しなくてもいい、ということにはならないし、実際に配布すれば皆さんしっかり目を通していらっしゃる。
やはり「まずは厚労省系の文書を参照する」という習慣と仕組みを作ってこなかったことが問題のようだ。
まあ、私が指導する立場じゃないんだが。


当然ながら、何が算定上の要件となっていて何がプラスアルファの部分なのかを把握しておかなければ、業務が無駄に膨張し無駄な書式や文書が増えるだけ。
そして膨張した業務によって忙しさに拍車がかかるとなると、まさに本末転倒。

業務が煩雑化するもう一つの理由、とニュース

しかし。ちょっと話はそれるが、
業務が煩雑化する理由としては、上記のような理由もさることながら、時として、

  • 忙しさの強調、または
  • 仕事の囲い込みと選別のための専門性追求、のために

恐るべき煩瑣な業務を構築して自己アピール
しているかのような事例に出くわすこともある。
下記の記事は、そういう自己アピール精神の延長にあると言えなくも無い。

 裁量権の拡大を求める主張に対し、舛添厚労相は「厚労省の政策ではないことを前提に言う」と前置きした上で、次のように述べた。
 「何が(スキルミックスを)阻害しているのか。要するに、みなさんはそれぞれ団体を持っている。ギルドだ。このギルドとの関係をどうするのか。私はギルドが阻害要因になっているような気がする。看護師さんの集まりのトップと議論すると、『敵は開業医だ。医者がいるから私たちは駄目なんだ』という話になってしまう。そうすると医師会というのは何なのか、歯科医師会とは何なのか。それぞれの職能団体の要望事項をまとめるのはいいが、患者の視点で見たら医師会と看護師(の)会が対立している。その割を食らうのは患者だ。WIN-WINの関係を阻害しているのがギルドならば、その在り方も考える必要がある。参議院にたった1人の代表者を送れるかどうかというほど、1つのアソシエーションの機能が落ちている時、それが阻害要因となってスキルミックス(多職種協働)ができないのは不幸だ」
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15190.html


おお、舛添厚労相も私と同じようなことを思ったわけですね。(←お前は何様?)


それからもうひとつ、目に付いた記事。

 医療事故などで医療者と患者の間にトラブルが起こった場合、話し合いで解決できるよう仲介する「医療メディエーター」について、養成プログラムの認証や受講者に資格を認定する「日本医療メディエーター協会」が3月7日に発足、20日に都内で設立記念シンポジウムを開いた。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15181.html


面白そうだけど、ワニさん、興味ある?