ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

予診票(インフルエンザの予防接種)の管理

毎年この時期になると、とある書類の管理に追われます。
でも、10年もやってると、その間に技術もツールも進化するよなあ、という話。
もちろん感染対策として、接種履歴と職員名簿が連携しています。

    • -


インフルエンザワクチンの接種費用について、わが指宿市では全市民に対して助成金がでます。専用の予診票が全市民に配布されて、市民はその予診票を持って医療機関で接種して、医療機関はその予診票を集めて市から還付金を受け取ります。


で、接種後はその紙がバサーっと私のところに来る(笑)。
わが情報システム室に紙を持ち込まれるわけですよ。つらいですよ。


(紙がバサーっとの図)


市役所に提出するために、この時期はこれらの確認作業(記載の不備や数の確認)に追われるます。でも、もう慣れた(笑)。
というかですね、以前に比べたら楽になりました。だって10年前と違って、

  • レセコン(ORCA)のデータを取り出したり参照できるようになったし、
  • 電子カルテANNYYS)もあるから、


データを抽出して紙(予診票)と参照するだけです。もちろん、すでに登録された内容との参照です。参照&チェック専用の仕組みは FileMaker で作ってありますし、おすし。
かつては予診票を見ながら、FileMaker でひたすら入力していました。
患者番号を検索しながら1件1件、読み上げ係と二人一組で。
だって、レセコンに入力された内容を取り出す方法がなかったんですから。


FileMaker で抽出した情報を表示している画面)


予防接種の季節となると、1ヶ月に1000件を超えたりするんで大変ですが、毎朝の30分くらいかけて、前日分の予診票をチェックしています。これさえやれば、接種状況の把握はもちろん、職員は接種料金を給与から天引き、なんてことも簡単です。うちは、職員情報と患者情報でリレーションを組んでおります。FileMakerで。


…逆にいうと、

  • 日々の確認作業をやらずに、あとからまとめて処理
  • 職員情報がエクセル方眼紙だ
  • レセコンのデータを取り出せない


という状況だと把握するのは大変でございましょう。


確認が終わった予診票は、封筒にいれて整理。超整理法です。
市役所の方が回収に来られるまで、こうして保管してます。


電子カルテソリューションANNYYS_D | FileMaker®ベースで迅速に導入できて操作も簡単な電子カルテソリューション。医療機関へのANNYS_Dの無料配布を実施しています。