私が考えるに、やっぱり患者情報を管理するための基本は、名簿と入退所履歴と部屋移動履歴の3つなのです。
処方箋の入力管理システムを作ろうとして
うちの病院の関連施設の老人保健施設から、「薬剤処方箋を入力・管理するシステムを作ってください」と依頼されて(約3ヶ月前)、先週からようやく取りかかったのですが、上記のことに改めて気がつきました。
(まったくもって、学習能力なし、です。)
考えてもみれば、施設入所者の処方箋を入力するためには、入所者の基本情報(名簿)のテーブルが必要なのは当然として、
- 現在の入所者を抽出するためには「入退所履歴」を管理しなければならない
- 入所者を部屋順に一覧表示するためには「部屋移動履歴」も管理しなければならない
というわけで現在、自分の職場のソリューションの焼き直しをしております。
結局、基礎となるデータの共用が大事
と、ここまで書いてから、去年も自分で似たようなことを書いていたことに気がつきました。
患者情報管理で私が基本にしている3つのテーブル - ぺーぺーぷーぷーな日々
結局のところ、入退院サマリーも紹介状も処方箋も、はたまた看護必要度も医療区分も在宅復帰率も、これら3つが揃っていれば、それらを共用して後はそれに乗っけていくだけの話で、逆にいえば、これら3つを共有の情報基盤として利用できなければ、何をするにも効率が悪い。
各業務や機能ごとに単独のソリューションが乱立してたんじゃ面倒くさいというわけです。
人間の組織でも同じことです。