ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

今年は平清盛を観続けました。

今年2012年は大河ドラマ平清盛」をみつづけました。


世間的な評判は決して芳しくはなかったようですが、個人的には久々に天下人が主人公ということで興味を持ち、初回冒頭、源頼朝が「平清盛なくして武士の世はこなかった」と配下を一喝する場面から始まるという導入部分、平家を滅ぼした頼朝がこの物語のナレーションをするという設定、そして伊東四朗さんの演じる白河法皇の凄み!、といったところが気に入って、結局最後までみつづけました。


同じセリフが何度も繰り返される一貫したドラマでもありました。


テーマ曲の中でもうたわれた「遊びをせんとや生れけむ」。
「鴨川の水 双六の賽 山法師」。
伊豆で過ごす頼朝がつぶやく「昨日が今日でも今日が明日でも明日が昨日でもまるで変わらない日々」。


特に頼朝を演じる岡田将生さんのナレーションは最高だったと思います。この物語の真の主人公は結局源頼朝であったかと思わせるほど。
事実としては実際にそうなんだけど。


平安時代という貴族が歌と舞と行事にあけくれる世は雅ではあるもののそれを「まつりごと」と称することの馬鹿馬鹿しさ。
比叡山をはじめ寺社勢力のいかがわしさ。
それらを実力で圧倒していきつつ自らが貴族化してしまう平家。
合戦といってもほとんどが局地戦と思われるような小規模な武力衝突。


ドラマとして描くには難しい時代だなとは思いましたが、一年間楽しませていただきました。