ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

茂田カツノリさんによるFileMaker指宿講習会が無事終了

先日6月19日(土)、無事開催、終了することができました。
参加された皆様、ご苦労様でした。
茂田様、本当にありがとうございました。


大雨続きで交通機関が大丈夫か本当に心配でしたけれど。

内容


今回のお題は【お作法を学ぼう!FileMaker再入門講座】。


基本を徹底的に学ぼうという内容でした。


まずは、「FileMakerのデータ構造についての基本概念」を参照しながら、Excelとの違い、用語、そもそもデータベースとはどういうものか、そしてリレーションの仕組みなどの基本を説明していただき、
実際にFileMakerで新規にデータベースを作ってみて、フィールドを設定し、レイアウトモードでフィールドを配置してデータを入力してみたり、
サンプルデータを利用して様々な検索を試してみたり、
「レイアウト切り替え」などのボタンを配置してみる、
値一覧を設定して入力を効率化する方法を確認する、
計算フィールドに計算式を入力して計算結果を確認する、
関数のちょっとした応用例、
集計レポートの作成、
基本的なリレーション定義の例、
ポータルを利用してリレーション先のデータを配置、参照する、
スクリプトを作成してボタンとして設置、 などなど


といったことを実際に演習しながらレクチャーしていただきました。
その他、ちょっとした質問事項なども。

お作法としての、PK、FK、TOG


今回、私が「お作法」としてしっかり身につけなければ、と思ったのが、PK、FK、TOG。


PK(プライマリキー・主キー)やFK(フォーリンキー・外部キー)について理解してはいたのですが、実際にフィールド名として定義する際に、そのフィールド名の冒頭を


PKは「 #PK_ 」(シャープ・PK・アンダーバー)
FKは「 #FK_ 」(シャープ・FK・アンダーバー)


で始める、というのが「お作法」であるとのこと。
なるほど、お作法としてしっかり守っていけば後々わかりやすい。


そして、昔からTO(テーブルオカレンス)の意味がわからなかったのですが、実際に説明して頂いてスッキリ。
聞けば何のことはない。文字で読んでもわからなかった部分だ。
このTOをリレーションで結んだグループをTOG(テーブルオカレンスグループ)と呼ぶそうで、これまた長年、理解できなかった用語の意味がわかってスッキリ。


TOGの作法とはつまり、

「TOは、レイアウトと関連づけるものを出発点として、ツリー上に広げて配置するスタイルを原則とする。」
(今回のテキストより)


ということで、先日、茂田さんがデジクリでも触れたテーマです。よね?

もし使用中のFileMakerデータベースが、中心となるテーブルオカレンスから放射状にリレーションを張っているなら、それは絶対に苦労の元であるし、世界中の開発者が頑張って固めてきたお作法に反しているから、ぜひとも再設計してほしい。

子だくさんIT社長のFileMaker日記[15]FileMakerで業務改善だ!/茂田カツノリ - 日刊デジクリ


これも守っていけば、後々が楽だ。
ただ、このテーマだけで2日間ほど講義ができる、というテーマではあるらしい。

終了後の飲み会、個人コンサル、そしてW杯オランダ戦


終了後、居酒屋に場所を移して、私個人のコンサルティング
私が実際に構築したソリューションをみていただきました。


プロの方に見ていただくのは初めてでドキドキしましたが、でも「基本的な作り方考え方としては間違っていない」との感想を頂きました。
これにはちょっと安心しました。今後、今回学んだお作法で修正していきたいと思います。


そして、ありがたいことに、クロス集計のサンプルを即興で作っていただきました。
私が普段、「患者基本情報」「入退院履歴」「院内での病床(病棟)移動履歴」という3つのテーブルを元に、グローバルフィールドとリレーションを利用して病床の稼動実績などを集計している、という話を元にしての即興。


おお、凄い。


クロス集計に繰り返しフィールドを利用する、というのは全く知らない方法でした。
ビールを飲みながらだったので記憶があやふやなのですが。


それから、ファイルパスを使った方法も、改めて下記を見ながら試してみたいと思います。

第1回:画像/ファイルをパス名指定で取り込む

http://ssl.splash.jp/resources_browse.xsl?parent=2&report=23


途中、コーラルビーチの若女将も登場。


その後場所を移して、オランダ戦の負けを確認しつつ、午前1時くらいまで談笑。
前日から飲んで食べて勉強して、楽しい時間となりました。


その後、仲間内で「月イチで集まって復習しようぜ」という話になっています。
レベルアップして、また茂田さんに教えてもらいましょう!


次の機会を楽しみにしております。