売れている話題の新刊本もあれば、10年以上読まれている本もあります。
100年経っても内容に新鮮さを感じさせる書物もあれば、1千年、さらには2千年以上もの間読み継がれ、語り継がれている書物もあります。
司馬遷の「史記」も、2千年以上前に書かれた書物のひとつですが、今回初めて、その「列伝」の1冊を読んでみました。
列伝というだけあって、様々な人物が断片的に描かれています。
時代の流れとしては掴み辛い。
それでも、
多少なりとも自分の頭の中で人物や時代や地理を結びつけることができたり、
「ああ、あの話がこれかぁ」、
といったことに気づけたりして、少し嬉しくもなりました。
三国志もそうですが、史記にも多くの人物が取り上げられ、そこには、
あらゆる人間の典型がちりばめられている、
と、よく言われます。
だから面白い。
というよりも、人間の典型が2千年以上前の書物に出尽くしている、というところが面白いのかもしれません。
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そもそも読みたくなったきっかけは、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」。
三国志の話の中でも、史記に載せられている故事がチラホラと取り上げられますしね。
とはいえ、やっぱり史記そのものを読むのは大変なので、今度は、
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でも読んでみようか。