鹿児島弁は独特なイントネーションを持つ方言ではありますが、鹿児島の中でも、開聞や頴娃になると、さらに違った言葉になります。
以下は指宿市開聞町川尻の おばさん お姉さまから教えていただいた会話で、
「夏場にスイカを冷やしている母親と娘」
の会話です。音声でお伝えできないのが非常に残念です。
標準語 | 川尻弁 | |
---|---|---|
お母さん!もうスイカ、冷えたかな?食べていいかな? | おっかん!スガは冷えたろがねぇ?ぷてよがろがねぇ〜? | |
なに言ってるの。今冷やし始めたばかりじゃない | あいよこれよ、ないをゆとがいかよ!今、冷やせだばっかいじゃろがよ、こんばがん子は! | |
早く食べたいなぁ。 | 早よ喰ぅごじゃ〜ぃ! | |
お兄ちゃんたちが帰ってくるころに切って食べようね | あによどんが戻ってきたとっ、切って喰が | |
幸江が一番大きいのがいいな! | おが、いっばんふっとがとでよが! |
その昔、周囲に唆された男の子は、好きな女の子には、こう告げていたそうです。
「おいは、あっこが好っじゃがよ〜」
昔懐かしい田舎の少年の絵を添えておきます。