ぺーぺーぷーぷーな日々

Claris FileMaker と戯れる日々です。

なんとか院内LANが安定した様子

(追記:不調の要因は他にもありました。)

Loop解消やメッシュWi-Fiが安定化の大きな要因でしょうか。

 

なんとか院内LANの問題が解消されてきたようで、安心しているところです。

3年ほど眠れない日々が続いておりましたから。

 

以前にも記事にしたのですが、うちの施設でのLAN安定の最大の要因としてはループが解消されたのが大きく、これによって、FileMaker Server が止まる、アクセスできなくるという状況が、ほぼ無くなりました。また、IPアドレスが枯渇しそうな状況だったのですが、数カ所の部署をセグメント分けすることで、回避いたしました。

 

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FileMaker Server がクエリー処理中となって、止まっちゃう現象。

 

ちなみに、FileMaker Server が止まってしまう場合の要因ですが、私の経験では、LANに起因することが多く、大きな要因としては3つあると考えています。

  1. 弱いWi-Fiを掴んだまま通信
  2. LANコネクタのツメ折れ
  3. LANのループ

LANの不安定要因は他にも多々あるのですが、1のWi-Fi関連については、「ちょっと離れた隣の部署の弱いSSIDを掴みっぱなし」の状態で FileMaker の処理をしていると発生しやすい印象です。分厚い本棚や書類に囲まれた環境も、意外なほど良くない気がしています。

 

あと、Wi-Fi に関しては、最近はメッシュ Wi-Fi の機器も増えてきて、運用が楽になってきたなと感じております。複数のメーカーのものを設置して試しておりますが、最近は、Cisco社のMeraki Goを増やしているところです。有線バックホールができるみたいですし。 それぞれのメーカーのそれぞれの機種でそれぞれ特徴があってややこしさはあります。この点は、Buffalo社のような国内のものが設定がわかりやすくて助かるんですけれども。

 

ネットワークインフラって、大変ですよねー。

 

 

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ORCAの情報をFileMakerに取り込むためのツール(有償)

日医標準レセプト(ORCA)の情報を、手軽にFileMakerに取り込んでくれる有償ツールがあります。その名は、「AD DBManager」。ANNYYS_DのMsis社のご提供です。

 

www.annyys.net

日医標準レセプト(以下「日レセ」)にあるのデータベース情報をFileMakerデータべースに簡単移行!
テーブル構築や差分が発生した場合も勝手にメンテナンスしてくれます。
一度設定したらあとは自動で定期更新できるので手間いらず(^^)/

 

詳しくは上記リンク先を読んで頂くとして、このツールを使うと、ORCAに内包されているテーブルを全て自動で取り込むことができるとのことです。

 

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AD_DBManagerの設定

 

運用方法は様々だと思いますが、例えば、うちの場合ですと、ORCAから患者基本情報を10分毎に取り込んでいます。具体的には、ORCAの患者基本情報関連の2つのテーブル(TBL_PTINF、TBL_PTNUM)だけを10分毎に取り込むように、Windowsのタスクスケジューラにセットして使っています。

  1. FileMaker Server に、[DBManager.fmp12]という空のファイルを置いておきます。
  2. Windows マシンにて、1で設置したファイルを取り込み先として設定しています。
  3. そして、2のWindowsマシンのタスクスケジューラにバッチファイルを登録。

 

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Windowsマシンにて、AD_DBManagerを設定

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バッチファイルをタスクスケジューラに登録

 

「患者基本情報は10分毎に欲しいけど、他の情報は1日1回の取り込みで十分なんだよねー」という場合は、ダウンロードしたDBManagerのフォルダを目的ごとに分けて配置して利用しています。

 

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フォルダを分ける

 

私は実は、これがどういう仕組みで動いているのか分かっていません(笑)。

どうやったら、JavaからFileMakerのファイルを操作できちゃうんでしょうか。

とはいえ、便利に利用しています。詳しくは、Msis社までお問い合わせください。

 

www.annyys.net

水が流れるようにいきたい

今年で48歳になりました。もう50歳も目前です。

 

世の中はコロナ禍で大変なご時世です。自分だって、いつ罹患するかわかりません。それを考えると、自分の仕事をいつでも引き継げるように常々備えておかなくては、と思わざるを得ません。しかし、よくよく考えてみると、すでに窓際族の私には引き継ぎが生じるような仕事がありませんでした(笑)。

 

それはさておき、私自身の狭い範囲の出来事に関しては、ここ数年は、周囲で起こる変化の流れに沿って淡々と過ごせてきたように感じております。今年は、この流れのままに、もう少し乗ってみたいと思っているところです。自分から動く、というよりは、成り行き任せに水が流れるように身を処すのが理想です。できる限り我を消したい。相変わらず老荘思想が好きです。

 

今年もよろしくお願いいたします。

SSDに換装しまくり

通常業務はもとより、インストールやアップデート作業も、SSDじゃないと辛いです。

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2年くらいかけて、職場の100台くらいのマシンを、ひたすら地道にSSDに換装して参りました。現在、職場内のほぼ全ての端末がSSDとなりました。作業効率の良い職場環境であろうと思っています。換装に気がついていない職員も多いようですけど。地味な作業ですから。

OSは基本的に Windows10 Pro 64bit です。

Claris FileMaker も基本的に19です。

 

以下、基本的に Windows マシンでの話です。

PCの中身を移植する作業は、移行ツールを買ってしまえば楽なものです。

私は、「HD革命」というソフトを購入しました。 

ソフトの操作や設定などは特に考えずに、基本はデフォルトのままで使っています。

ウィザードに従って、はいはいはい、みたいな。

 

クライアント端末の容量は120GBもあれば十分と判断して、手頃な価格のSSDを購入しました。

安いからと言って、粗悪品に当たることもありませんでした。

粗悪品に当たったとしても、そもそもクライアント端末1台に不具合があったところで、それほど大きな問題ではありませんし。 

 

作業用にケーブルなど小道具も忘れずに。

 

意外と、PCを分解したりはめ込んだり、物理的な作業の方が大変だったかも。

手先の器用な同僚に多謝。

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なぜSSDに換装しまくったかというと、きっかけはネットワークの不具合です。

「きっと、どこかの古い端末が原因となって、ネットワークの不具合が発生しているに違いない!」 と思っていたものですから。

実際、動きが遅いHDDの端末をみると、その端末が不具合を誘発しているように思えましたし。

結局、ネットワークの不具合の原因はループだったようなんですけど。

 

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 ちなみに、クリーンインストールは趣味です。

SSD換装に伴って、クリーンインストールも結構やりました。

 

kei0114.hatenablog.com

 

院内LANでのループが、3年目にようやく発見される。

以前から、職場のLANに不調がありました。

最近になってようやく、その不調の原因がわかりました。

原因はループでした。

今後の対策として、スマートスイッチを導入しておきましよう。

 

 久々の更新なのですが、今回言いたいことは、以上でございます…。

 

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長年、うちの職場のLANの状況は、ずっと不調というわけでもなく、しかし、突如不調になることがあり、でもトリガーがわからない、仕方なく再起動して対処、そんな状態が数年続いておりました。恥ずかしながら、その原因に全く気が付かなかったのです。怖いですね、ループ。

 

 発見の直接のきっかけは、大型台風が停電をもたらして、その復旧作業に当たっていたときのことでした。同僚がとあるスイッチングハブにLANケーブルを差し込むんだところ、そのポートで黄色いランプが点滅を始めたのです。どうやら異常を検知すると黄色く点滅する機能を持っていたらしい。おお、知らなかったぞ、お前。また同時に、別の場所でスマートスイッチのループ防止機能が作動して、ネットワークが停止する自体も発生。

 

このスマートスイッチのループ防止機能ですが、この機能を有効にすることで、ループが発生しているポートを自動的にダウンしてくれるそうです。ポートがダウンしてネットワークが停止することで利用者が異常に気がつき、かつ、影響を局所に留めることができるわけです。恥ずかしながら、この機能を知りませんでした。今回機能したのは、NETGEAR社のスイッチです。

 

 

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netgear_stormcontrol


 

最近は安価なスイッチでも 、ループ防止機能がついたものがあるようですね。

どんどん置き換えてしまってもいいのかもしれません。

 

 

 

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tp-link_loopprevention

 

気を付けましょう!

ファイル最適化のススメ

毎日稼働している FileMaker のファイルですが、2〜3ヶ月毎に最適化コピーをするように心掛けています。

 

FileMaker_最適化コピー

FileMaker_最適化コピー

 

 

 

実は昨年、サーバーマシンのCPU使用量が30%を超えたまま、下がらなくなるような状況がありました。挙げ句の果てにはサーバが止まっちゃう、みたいな。

 

 

FileMaker Server_CPU使用量30%

FileMaker Server_CPU使用量30%

 

 さすがに手を打たねばと思い、ファイル修復(エラーチェック)とともに、最適化作業にも取り組みました。幸い、その甲斐もあってか、現在のうちの職場の FileMaker Server におけるCPU使用量は、概ね10%未満です。バックアップ時やサーバーサイドスクリプトなどの作業内容によっては一時的に30%を超えたりしますけど。

 

 FileMakerServer_接続状況

FileMakerServer_接続状況

 

FileMaker Server_通常時のCPU使用量

FileMaker Server_通常時のCPU使用量

 

一言で最適化コピーの作業と言っても、うちの場合はファイル総数が50個を超えてて、ギガ単位になっているファイルもあったり、開発初期の頃から一度も最適化したことがないような10年来のファイルも混在していたり、と、恥ずかしながら、最初は大変でした。最適化にかかる所要時間は、ファイルによる、としか言いようがないのですが、レコードのみがぎっしり詰まった3GBのファイルだと、30分弱かかる、という想定でおります。もちろん、作業を行うローカルマシンはSSDです。

 

 

最適化は定期的に行いましょー。

 

第4回 FileMaker 南九州 Users Meeting (FM-MQ) に行ってきました。

あ、今年はじめての更新です。あけましておめでとうございました。

 

先週末の土曜日(2020年2月8日)、第4回となる、FileMaker 南九州 Users Meeting (FM-MQ) に行ってまいりました。

  

今回も宮崎のITソリューションサポート株式会社の田中さん、熊本のリアルワークスの戸田さんが中心となって段取りしてくださいました。ありがとうございました。第1回以来、鹿児島、宮崎、熊本と持ち回り、今回で4回目の開催でした。毎回お世話になってます。

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